ICLとは?メリット・デメリットから費用・術後の経過まで徹底解説

ただし誰にでも合うわけではないし、ハロー・グレアといった見え方の悩みやレンズの将来も知ったうえで決めたい。
この記事では、仕組み・メリットとデメリット・受けられない人の条件・失敗例・費用と医療費控除・手術の流れと術後の回復までを、ICLを実際に受けた私の視点で正直にまとめます。
ICL(眼内コンタクトレンズ)とは?仕組みと特徴をやさしく解説

ICLは「眼内コンタクトレンズ」と呼ばれる視力矯正手術。眼の中に小さなレンズを入れて、近視や乱視を矯正します。
ある医療機関の説明では、ICLは1986年にヨーロッパで初めて使われ、日本では2010年に厚生労働省の承認を受けています。歴史の浅い新しい技術というイメージがありますが、海外ではそれなりの実績を積んできた方法です。
ICLの基本的な仕組み
目の中、虹彩(黒目の色がついた部分)と水晶体の間にレンズを差し込みます。コンタクトレンズのように毎日着け外しする必要はありません。一度入れたらそのまま。
手術時間について、ある医療機関はわずか10分程度の日帰り手術と案内しています。私自身、当日は緊張していたものの、手術そのものはあっという間でした。
角膜を削らない視力矯正という特徴
レーシックが角膜を削るのに対し、ICLは角膜を削りません。これが大きな違い。
レンズを取り出せば元の状態に近づけられる、つまり「元に戻せる可能性がある」点が、私がICLを選んだ決め手のひとつでした。角膜が薄くてレーシックを断られた人がICLに流れてくる、というのもよく聞く話です。
EVO ICLなどレンズの種類と乱視用(トーリックICL)の違い
レンズには近視だけを矯正するタイプと、乱視も同時に矯正する乱視用(トーリックICL)があります。乱視が強い人はトーリックを選ぶことになります。
乱視用は追加料金がかかるのが一般的。ある医療機関の料金表では、乱視用の追加は片眼50,000円(税込)とされています。自分が乱視用かどうかで費用が変わるので、見積もりの段階で必ず確認したいところ。
ICLのメリット・デメリットを正直に整理
メリットだけ並べる記事は信用しません。私が実際に受けて感じた良い面と、迷った面の両方を書きます。

ICLのメリット
角膜を削らないので、将来レンズを取り出して入れ替える選択肢が残ること。これが一番の安心材料でした。
レンズの耐用年数について、ある医療機関は一般的に40〜50年もの長期使用が可能と案内しています。毎日のコンタクトの手入れから解放されるのは、10年使ってきた私には想像以上に大きかったです。
ICLのデメリット・リスク
正直に言うと、デメリットの筆頭は費用です。後で詳しく書きますが、両眼で数十万円かかる自由診療。
さらに眼の中にレンズを入れる以上、感染症などのリスクはゼロではありません。手術である事実は変わらないので、軽く考えてはいけない部分です。
ハロー・グレアなど見え方の不具合と対処法
夜、対向車のライトや街灯がにじんで見える——これがハロー・グレアと呼ばれる現象です。
私も術後しばらく、夜の運転で光の輪が気になりました。多くの場合は時間とともに脳が慣れて気にならなくなっていきますが、夜間の仕事や運転が多い人は、カウンセリングで必ず相談しておくべきです。気になり続ける場合は検診で医師に伝える。これが一番の対処法です。
ICLが向いている人・受けられない人
ICLには適応の目安があります。受けたくても受けられない条件があるので、まずここを確認してほしい。

ある医療機関は、適応条件の目安として21歳から原則45歳まで、中等度以上の近視(-3.00D以上)、-6.00D以内の乱視などを挙げています。
ICLが向いている人・適応となる方
近視が強くてレーシックでは矯正しきれない人、角膜が薄くてレーシックを断られた人。こういう人にICLは向いています。
国内承認範囲の一例として、近視度数は-3.00D〜-18.00D、乱視度数は+1.00D〜+4.50Dと案内している医療機関があります。強度近視まで幅広くカバーできるのがICLの強みです。
ICLが受けられない方(禁忌)
前述の適応の目安を裏返すと、原則45歳を超える人や、度数が承認範囲を外れる人は対象になりにくいということ。
妊娠中の方や、進行中の眼疾患がある方も慎重な判断が必要です。最終的には適応検査の結果がすべてなので、自己判断せず検査を受けてください。
年齢的な問題と注意点
目安が原則45歳まで、というのには理由があります。年齢が上がると老眼や白内障といった別の変化が出てくるため。
40代でICLを検討するなら、数年後に白内障手術が必要になる可能性も含めて医師と相談したほうがいい。私なら、年齢が境目に近い場合は複数の医師に意見を聞きます。
「ICLはやめた方がいい?」失敗・後悔した事例と原因の分析

検索すると「ICL やめた方がいい」という言葉が出てきて不安になりますよね。後悔の多くには共通する原因があります。
後悔につながりやすいケースとその理由
後悔の典型は、適応検査やカウンセリングが不十分なまま手術に進んでしまったケース。夜間の見え方の説明を受けないまま手術して、ハロー・グレアに戸惑う——これが代表例です。
度数が合わず見え方に不満が残る、というのも原因のひとつ。だからこそ検査の丁寧さと医師との対話が決め手になります。
ICLレンズの寿命・入れ替えや取り出しの必要性
前述のつつみ眼科の案内では、レンズは40〜50年もの長期使用が可能とされています。基本的には入れっぱなしで問題ありません。
ただし、度数が大きく変わったり白内障など別の手術が必要になったりした場合は、レンズを取り出すことになります。取り出せる構造であること自体が、私はむしろ安心材料だと感じています。
白内障・緑内障など他の眼疾患との関係
ICLを入れていても、将来白内障になれば白内障手術は受けられます。その際にICLは取り出します。
緑内障など眼圧に関わる疾患がある場合は、適応の判断が変わります。持病がある人は、最初の問診で必ず伝えてください。隠して進めるのが一番危険です。
ICL手術の流れと術後の経過・回復スケジュール
「手術してから何日で仕事に戻れるの?」——ここが一番知りたい人が多いはず。私の経験も交えて流れを書きます。

前述のとおり、手術自体は10分程度の日帰り。怖がっていたわりに、あっけなく終わった印象でした。
無料適応検査から手術までの流れ
流れは大きく、無料適応検査→診察→手術日程の決定→手術、という順番です。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 無料適応検査 | 目の状態を測定し、ICLが受けられるか確認 |
| 2. 診察 | 医師が検査結果を説明し、レンズの種類や度数を相談 |
| 3. 手術日程決定 | レンズを発注し、手術日を決める |
| 4. 手術 | 10分程度の日帰り手術 |
検査前に一定期間コンタクトの使用を中止する必要があります。私はこの中止期間がやや面倒でしたが、正確な度数を測るために必要なステップでした。
術後何日で仕事・運動・日常生活に復帰できるか
翌日には見え方が安定し始め、デスクワークなら数日で戻れる人が多いです。私は翌日の検診の時点で視界がクリアで驚きました。
一方で、運動や激しい動きは医師の指示が出るまで控えるべき。回復のペースは人それぞれなので、復帰のタイミングは必ず担当医に確認してください。
洗顔・入浴・メイクなど生活上の注意点
術後しばらくは目に水や汗が入らないよう注意します。洗顔・入浴・メイクは医師が許可するまで控えめに。
私は数日間、目元のメイクをお休みしました。短い我慢ですが、ここで感染を防ぐのが大事なので素直に従いました。
定期検診・アフターケアの頻度
術後は翌日・1週間後・1か月後…といった節目で検診があります。見え方や眼圧に問題がないかを確認するため。
検診をきちんと受けられるかどうかは、クリニック選びの基準にもなります。通いやすい場所を選んでおくと、後がラクです。
ICLの費用・料金と負担を抑える方法
費用はICL検討で一番の壁。結論から言うと、ICLは公的医療保険の適用外の自由診療で、原則全額自己負担です。

費用の目安と医療保険の扱い
一般的な費用相場は両眼45.1万円〜66万円(税込)とする医療機関の案内があります。決して安くはありません。
屈折値(近視の強さ)によって料金が分かれるクリニックもあります。ある医療機関の料金表を整理しました。
| 条件 | 料金 |
|---|---|
| 両眼・屈折値-4D未満 | 427,000円 |
| 両眼・屈折値-4D以上 | 537,000円 |
| 乱視用の追加(片眼) | 50,000円 |
なお、ICLは高額療養費制度の対象外です。高額療養費は公的医療保険が適用される医療費が対象で、自由診療のICLは含まれません。ここは勘違いしやすいので注意。
医療費控除の申請手順
朗報は、ICLは医療費控除の対象になり得ること。確定申告で所得税・住民税の負担が軽くなる場合があります。
計算式は「支払った医療費の合計額-保険金などの補填額-10万円」。所得200万円以下の場合は、10万円ではなく総所得金額等の5%で計算します。
手順としては、手術や通院の領収書を保管し、確定申告で医療費控除を申請します。領収書は捨てずに取っておいてください。私は申告のときに慌てて探したので、最初からまとめておくのをおすすめします。
ローン・分割払いの活用
一括が厳しい場合、医療ローンや分割払いに対応するクリニックもあります。月々の負担に均すことで、検討のハードルは下がります。
ただし分割には金利がかかることが多い。総額でいくら払うのかを、契約前に必ず確認してください。
ICLとレーシック・コンタクトの違いと選び方

ICL、レーシック、コンタクト。それぞれ向き不向きがあります。違いを整理して、自分に合う選択肢を見極めましょう。
レーシック・コンタクトとの比較
一番の違いは「角膜を削るかどうか」と「元に戻せるか」。表で見比べてください。
| 項目 | ICL | レーシック | コンタクト |
|---|---|---|---|
| 角膜 | 削らない | 削る | 削らない |
| 元に戻す | レンズ取り出しで可能性あり | 原則戻せない | 外せば戻る |
| 毎日の手入れ | 不要 | 不要 | 必要 |
| 強度近視への対応 | 幅広く対応 | 角膜の厚みに左右される | 度数による |
角膜が薄い人や強度近視の人にはICLが選択肢になりやすい。逆に、まず手軽に試したいならコンタクトでいい、と私は思います。
再手術や併用の判断材料
レーシックを過去に受けた人でも、条件によってはICLを検討できる場合があります。ただし眼の状態次第。
再手術や併用の可否は、適応検査の結果で医師が判断します。ここは素人判断できない領域なので、専門医に委ねてください。
クリニック・医師の選び方の基準
私が重視したのは、適応検査の丁寧さと、デメリットまできちんと説明してくれるかどうか。
手術実績も判断材料になります。ある医療機関は、ICLの手術実績を世界で300万件以上、日本では年間1万件以上と案内しています。実績と説明の誠実さ、この2つで選ぶのが私のおすすめです。
ICLに関するよくある質問(FAQ)
最後に、検討中の人からよく聞かれる質問に短く答えます。

よくある質問
目の手術は怖い。でも、適応検査を受けて医師の説明を聞くだけでも、不安はかなり減ります。私の最初の一歩も、無料適応検査の予約でした。まずはそこから始めてみてください。
